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病気(ガン)に関するニュース(読売新聞)

メモ

書籍・雑誌

December 13, 2016

今年も岡田光世さんの講演会へ行ってきました

 土曜日は、エッセイストの岡田光世さんの講演会を聴きに行ってきました。

「ニューヨークの魔法シリーズ」のエッセイに出会ってから、もうかなりの年月が経ちました。
今回は第7弾『ニューヨークの魔法の約束』が出版されたので、
当日はその本ももちろん会場に持参しました。


エッセイの舞台はニューヨーク。
東京と同じように大都会ではあるけれど、東京と大きく違うのは他人との距離の近さ。

例えば、今回の『ニューヨークの魔法の約束』には、地下鉄に乗っているとき
隣りに座った赤の他人が「ちょっと寝たいんだけど、私の駅に着いたら起こしてくれる?」と、
こんな頼みごとをしてくる街なのです。

東京では・・・というより、日本ではまずそんな頼みごとはできそうにないし
ニューヨークではなぜそれができてしまうのだろう・・・と
読んでいくうちに、心がほっこりするエッセイ集です。

 私は7巻すべて持っていますが、他の読者の方がそうであるように
ときどき思い出したように、1冊取りだして、好きなところを読んだりしています。
1編1編が独立した話なので、どこから読んでも楽しめます。

 さて、今回の講演会では友人のホームパーティーで偶然出会ったという
ドンという高齢の方のお話がメインでした。
ドンは18歳のときに太平洋戦争の激戦地である硫黄島で戦った、米海兵隊の
一人でした。


日本軍との激しい戦いの中で「殺さなければ、殺されていた」という壮絶な経験をされて
そのときの経験は、ドンが90歳を超えてもなお、ズシリと重い記憶となって
彼の人生に暗い影を落としていました。

18歳のときに、たったの1ヵ月半、激戦地にいたときの経験が
彼のその後の長い長い人生に、70年経ってもずっとついてまわって苦しんでいた
・・・ということが私にはとても衝撃的でした。

そして、つらい経験(体験)というのは、何十年経とうとも心の中に傷として
残るのだということもわかりました。


でも、そのお話を聞いて私は心が救われました。
それだけでも、今回の講演会に行ってよかったなぁと思い
ました。

 生きるか死ぬか・・・という人生の岐路に立たされたとき、(私の場合は
病気が発覚したとき)、常にそのことが頭にあって、
最初の3年くらいは、病気のことを考えない日はありませんでした。
5年経っても、ホルモン治療は続けていたので、そのときも
病気のことを考える時間が多かったように思います。


今でこそ、あのときのことを思い出す回数は確実に減っていますが
冬になり、特に寒い日などは術後の傷跡が未だに痛みます。
なんでしょうね、忘れたくても忘れられないというか
この痛みがあるうちは、完全には忘れられないのだと思います。

 ところで、ニューヨークの魔法シリーズで、私が特に好きなところがあります。
各エッセイの最後に、ちょっとした英文の表現が入っています。
今回、とても気に入ったのは次の英文です。

Everybody has a life story that deserves to be told.


(どんな人にも、語られるべき人生の物語があるでしょう。)


 講演会のあとには、岡田さんと読者の親睦会があり、私は今年こそ参加しよう!と思っていましたが
なにせ、このときはまだ扁桃腺の腫れが残っていて、体調が万全ではありませんでした。
次回は参加できるといいなぁと思っています。

 ちなみに、今回は開演時間間近に会場に着いたので、サインをいただいている時間はなかったのですが
会場の受付付近のカウンターのところで、すぐ隣りを見たら岡田さんがいらっしゃいました。

カウンターにいた係の女性とちょっと話されていたので、思わず私がチラ見したところ
「あ、ごめんなさいね。」とおっしゃって、去って行かれましたが
やっぱり、このような講演会に行くと、ご本人とお話するチャンスがあるのが
何よりも嬉しいものですね。

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December 05, 2016

『ニューヨークの魔法の約束』

 

週はじめから出張でした。

外勤の仕事では、多くの人に接するのでかなり神経・・・というか気を遣います。
加えて、ほぼ1日立ちっぱなしなので、帰宅する頃には完全にクタクタです。

 先週からノドが腫れていて、一旦は治りかけたものの
出張と残業の繰り返しで、勤務がハードだったせいか
またぶり返してきたみたいでなかなか本調子に戻りません。

 明日はようやく内勤なので、少しは体が休まるかなぁ?とは思っていますが
今週はこのあともまた出張が控えているので、
体調が完全に回復するまでは、もう少しかかりそうです。

 話はガラリと変わりますが、発売日当日に『ニューヨークの魔法の約束』という本を買いました。
岡田光世さんのニューヨークの魔法シリーズのエッセイに出会ったのはもう何年も前ですが
たまたま書店で見つけて、読み始めてからすっかりファンになりました。

ニューヨークの魔法の約束』はまだ半分くらいまでしか読めていませんが
エッセイとともに、岡田さんが撮影されたNYのモノクロの写真が載っています。
そのモノクロ写真が、エッセイを読むとなぜか鮮やかなカラー写真のように
見えてくるのです。

 20代の頃、海外旅行といえばアメリカが好きで、いつかニューヨークに行こうと思っていました。
最初の3回は西海岸へ行き、ついにニューヨークへ行ったのは4回目のときでした。

ニューヨークへ行ったのは、あとにも先にもそのときだけですが
こちらのエッセイを読むと、ニューヨークの街の風景がまざまざと思い出されます。
最後にアメリカへ行ってから、もう10年以上経ちました。
またいつか、行ける機会があるのかしら?と思いながら、続きを読みたいと思います。 


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February 02, 2016

しんがり 山一証券 最後の12人

 昨日は体調が悪くて最悪でしたが、今日になりようやく回復してきました。
とはいえ、まだ声がガラガラなので、全快まではもう少しです。

  さて、体調が悪いといいつつも、この数日間をかけて読み終えた本があります。

しんがり 山一證券最後の12人

 山一証券といっても、今の若い人は知らない人も多いでしょうね。
WOWOWでドラマ化されたようですが、私は観ていません。

ではなぜ、20年近く前のことを題材にした本を読もうと思ったかと言うと
あの当時、勤めていたホテルに山一関係の方がよく宿泊されていたので
ふと気になったからです。

 当時、私は25歳。大企業が破綻して消滅するなんてことがあるんだ!と
衝撃を受けたのを覚えています。

 他のホテルがどうなのかはわかりませんが、おそらくどのホテルでも一定の基準で
お客様を「VIP」扱いします。

国賓級や王族・皇族の方々はもちろん、企業の役員クラスの方も一定のランク以上の方は
VIP待遇でした。

VIPのお客様は、チェックイン、チェックアウト、滞在中のどんな些細なリクエストにも応じられるように
専任の担当者が付きます。

 『しんがり』は、ノンフィクションなので当時の関係者の名前が実名で出てきますが
その中にVIPも含まれていて、職場が大騒ぎになったことを昨日のことのように
思い出しました。

  本を読み、山一が破綻に至った経緯がよくわかりましたが
終身雇用が前提の会社がある日を境になくなってしまう、という
長年勤めていた社員たちの苦悩や、当時とその後の生き様が克明に描かれていて、
のめりこむように読みました。

 精神的に落ち込み気味だったこの数日、この本を読んだらなんだか元気が出てきたと言いますか。

 懸命に働く社員たちの会社員生命を絶つことになってしまった、旧経営陣の
責任の大きさもすさまじいものがありますが
このタイミングで読むことができたのは、すごく良かったです。

 ドラマも見てみたい気がするけど、WOWOWは半年くらい前に解約しちゃったので、
民放で放送される日がくるのを待つしかなさそうですね。


 ※メールやコメントのお返事は少しお待ちください^^

May 16, 2015

岡田光世さんの『ニューヨークの魔法をさがして』を読んで

 私が大好きなエッセイスト、岡田光世さんの『ニューヨークの魔法をさがして (文春文庫)』(シリーズ6冊目)を読み終えました。

表紙のイラストもとても素敵です。




唯一、一冊だけ借りて読んだ『ニューヨークを探して(大和書房刊)は持っていませんでした。

今回はネットで注文したので、実際に本が届くまでわからなかったのですが
ニューヨークの魔法をさがして』は、その『ニューヨークを探して』が大幅に加筆され、
さらに撮り下ろしの写真が加わって、文庫化されたものです。

岡田さんのエッセイは、ニューヨークの街角で
まるで自分がそのシーンを目の前で見ているかのように展開していきます。


そして、舞台の大半はニューヨークでの出来事なのに
どういうわけか、自分と重なる部分が多くて、その度に読むのをとめて
ああでもない、こうでもない・・・とあれこれ考える自分がいました。


少し前の記事で、レストランで隣りに座ったお客さんがうるさくて
最後の最後でわざわざ聞こえるように、文句を言ってしまったことを書きましたが

今回のエッセイを読んで、もっと他にスマートな言い方があったのではないか?と
ちょっと反省してしまいました。

また、日本では相手と親しくない限り、「大きなお世話」を焼いてあげるようなことは
なかなかないように思いますが、この「魔法のシリーズ」を読んでいると

(ニューヨーカーって、こんなに他人に世話を焼く人が多いの?)と知って
またびっくりしたりもしました。

私が朝利用する電車は、今どき珍しく「行商専用車両」の名残があります。
少し前まで、最後尾の一両だけ、千葉から都心へ向かう車両が編成されている電車がありました。

でも、その後いつの間にかそのたった1両の車両もなくなり
明らかに平均年齢80歳を超えていると思われる、農家のおばさんたちは
朝の通勤ラッシュのときに、今は行商専用車両ではなくなったけれど
やはり最後尾の一両に乗っています。

私の駅からも、80歳越えと思われる行商のおばさんが1人乗るのですが
小柄な体に対して、野菜などが詰め込まれた大きな行商用の荷物をホーム上に置いて
一般客と同じ列に並んでいます。

その荷物は、とにかく大きいので、おばさんの体と同じくらいの大きさです。
電車が来ても、ホームと電車の段差が15センチくらいあって、小柄なおばあさん1人では
とても持ち上げられません。

周りに大柄な男の人(会社員や、学生)が何人も並んでいるのに
そのおばさんが電車に乗りこむときに、誰も荷物を持つのを手伝ってあげません。

それどころか、ほとんどの人は、そのおばさんが並んでいる列には並ばず
それを避けるかのように隣りの列に並んだりするので、

見かねて、手伝える時は私が手伝うようにしています。
今の職場で働き始めて以来なので、もうかれこれ2年半くらい続けています。

でも、もう1人そのおばさんを気に掛けている会社員のおじさんがいて
最近はその人が手伝ってあげているので、私はその人がいないときだけ
手伝えば済むようになりましたが。
それにその人が行商に行くのは、毎日ではなく、週に2回くらいです。

1回でも手伝ったら、毎回手伝う羽目になる・・・と考えている人が多いのでしょうか。

こんなことを言ったら失礼ですが、そのおばさんの行商の野菜が入った荷物(大きなかご)は、持ち手のところとかも土がいっぱいついていることもあって
そこを持ったら、手が汚れることも多いです。

でも、あまりにも見て見ぬふりをする人が多いのにも、驚かされます。

自分の過去の古傷のことは書きたくはありませんが
私の場合、術側の左手が未だにリンパ浮腫気味なので、重い荷物を持つと
たちまち手の甲がパンパンになったり、二の腕が痛くなったりします。
だから、重くても左手は使わず、右手だけで持ち上げるようにしています。

でもそのおばさんが、自分の力だけでは電車に載せられないくらいの重さの荷物を
持っているのに、周りが誰も手伝わない・・・というのには驚きを通り越して悲しくなるときがあります。

そしてもっと悲しいのは、手伝うことによって、おばさんがたまに
「あんた、これでジュースでも買いなさい」と言って
お金をくれそうになったことがあることです。

驚いて「そんなっ!いいです!いらないです!」と言った私に
「でもいつも手伝ってもらっているから」
「本当に、いらないです」と言ったら、その場は収まりましたが
後日、「
ガトーフェスタ・ハラダ」のお菓子を、私のショルダーバッグの中に
押し込められました。

う~ん、そんなこと本当にしなくていいのに・・・と思ったら、やりきれなくなりました。



あと、車いすの乗客が、やはりホームとの段差があるため
1人では電車に乗り降りできないので、駅員さんに乗り降りを手伝ってもらっているのを
よく見かけます。

朝、乗換駅で車いすの乗客が、駅員さんの手が空くのを改札口のところで
ひたすら待っている姿をよく見かけるのですが
あれだって、周りの人が手を貸せば、なんとかなるのではないか?といつも思います。

車いすの人を手伝うこと=駅員の仕事になっていること自体が
おかしいように思います。

自分が今、鉄道会社で働いていて、実際に駅員さんの仕事をしている人から
そういう話を聞く機会も多いから余計にそう感じるのかもしれません。
(決して、駅員さんが『周りの人が手を貸せば・・・』と言ったわけではありません。)

とにかく、困っている人に手を貸そうとする人が、少ないな~と感じる場面が多いのが
実情です。

電車の中でお年寄りに席を譲る人も、本当に少ないし・・・
大丈夫かな、この国は???と思うことが多いですね。


日本でも、もう少し、周りと関わろうとする人が増えたらいいのにと思うこともありますが
長年の国民性といいますか、その場をやり過ごす人が多いので
なかなか難しいのかもしれない、とも思っています。

本の感想については、また何か思いついたら書きます。


これで本当に全巻揃ったので嬉しい~♪

Ny1

November 28, 2010

11/29(月)発売のAERAに載りますよん

お久しぶりです。

先日、無事にバンコクより帰国しました。
往復深夜便でしたので、ちょっと体が痛くなりましたが
現地での滞在時間を最大限にできたので、よかったと思います。

さて、旅行へ行く直前に
AERAのライターの方から取材を受け

11/29発売のAERA「働く女性とがん」のページに載ることになりました。
正確には2010年12月6日号で
バイオリニストの庄司紗矢香さんが表紙です。

私自身もまだ見本誌を見ていないので
どういう風に載っているのかわかりませんが
大きな病気を経験したあとの働き方に対する思いは
普段はあまり意識していないかも?ですが
やはり切実なものがあります。

限られた誌面の中での記事になりますので
お話したことの全部が全部載るわけではありませんが
記事を読んだあと、またこのブログに補足?的な話を書くかもしれません。

興味のある方は一読をどうぞ^^

November 03, 2010

嬉しかったこと。雑誌の取材。

Twitterみたいに、要件のみつぶやいてみますconfident

今日、某雑誌のライターの方から取材を受けました。
自分にとっても大変興味のあるテーマだったので、今まで経験してきたこととか、思っていることを話してきました。雑誌の発売は、たぶん年内かと思われます。
また詳しいことがわかったら、お知らせします。

April 05, 2009

女たちのジハード

私は無類の読書好きです。部屋の中には本がいっぱい。毎月2万円近くも本代としてつぎこむほどの、活字中毒でもあります。外出するときも、何かしら本がないと「手持ち無沙汰」で妙に落ち着かなかったりします。そんな私ですが、小説に関しては普通、一度読んだ本を読み返すようなことは滅多にしません。ところが、1冊だけとても気に入っていて、何度も読み直している本があります。

その本のタイトルは、篠田節子著の『女たちのジハード』。初版は1997年1月で、第117回直木賞受賞作品でもあります。もっとも、私が最初にこの本を読んだのは発売されてすぐの時でしたので、直木賞を受賞する前の話なのですが・・・。

ストーリーは、中堅の保険会社に勤める5人のOLたちの職場での奮闘ぶりや、恋愛の話が軸になっていますが、この中でも「康子」というヒロインが特に気に入っています。気が乗らないまま「合コン」に参加して、そこで一緒に参加した他の若い女の子たちに、一目見ただけで「ウソでしょ!」と言わしめた、冴えない男性(雅也)とちょっとだけいい雰囲気になるくだり・・・。

自分は気が乗らないのに、相手が「乗り気」に見えたので、2人は付き合い始めたかに見えるのですが・・・。デートの食事には「580円」しか使ってくれないそのお相手が、銀座のクラブに行ったときの話を康子に聞かせて「銀座のクラブなんて、あなた行くの?」と問われて「安いところなんだ。2万もあれば飲める。」と言った瞬間、一気にドン引きする康子。わかるな~(笑) 康子は、最初の頃、後輩たちから「康子さんって、ああいう人が好みなんですか?」と聞かれて「ええ。とてもナイーヴで・・・」すると「ナイーヴ?それって誉めてるつもりですか?ナイーヴって意味、知らないんですか?」「純粋で、素朴で・・・」「バカって事ですよ、ただのバカ、向こうの人間なら、愚弄するとき以外使いませんよ」と帰国子女の後輩から言われてしまいます。

雅也から「まともな仕事してるわけじゃないだろ。バリバリのキャリアウーマンにもなれず、結婚もしないで、今のままじゃただの売れ残りじゃないか」と言われ、雅也の頬をひっぱたいた康子。「おい、ちょっと待て!」と雅也が怒鳴るのを聞いて「ナイーヴ!」と吐き捨てるように言った康子に、(あ~わかる気がする!)と、ものすごい爽快感を覚えました。

また、20歳の紀子という女性が、イケメン君とできちゃった結婚をしたのはいいけど、結婚後すぐに暴力をふるわれて、流産、そして離婚。「私、もう男の人は・・・いいです」と周りの先輩たちに泣きついて、康子のマンションに居候。離婚したから何とか1人で生活していかなくてはならないにしても、何の特技もない紀子は、介護ヘルパーの講座に通って、苦労の末に資格を取ります。康子たちが「紀子の再出発を祝おう」とせっかく集まったのに、なんと「(また)結婚することになったんです。だから、もう働かなくていいんです。相手は17歳年上で、彼、年も年だから早く子供が欲しい、って。だから、もう働かなくていいんです。」と言い出した紀子に仰天。「だってせっかく取った資格・・・」「すごくいい経験できたから・・・。おかげで彼や彼のお母さんやお父さんが病気になったときとか、面倒見てあげられると思うし。康子さんが、年とって倒れたりしたら、私すぐにかけつけて看病します」 結局、あなたにできるのは子供を作ることだけなの?と内心毒づくも、自分の底意地の悪さに慄然とする先輩OLたち。

でも、これも悲しいかな、よくわかるな~(笑) 紀子みたいに、まともに仕事したこともないのに、結婚するときだけは妙に決めるの早い人とかいたし・・・。周囲をさんざん巻き込んでおきながら、最後にはまた男性の下に去ってしまう紀子のような人は、私が一番苦手なタイプでもあります。

それに、この本は発売されてからもう10年以上経つのに、今読んでも全然古さを感じさせないどころか、派遣社員にまつわる話なども頻繁に出てきて、実にリアリティーがあります。小説の中で、主人公達が放つ言葉は、私くらいの年の会社員の心情を代弁してくれているのではないでしょうか。おもしろい本なので、もう4回も読んでしまったけど、きっとまたそのうち、ふと思い出して読み直すような気がします。

November 14, 2005

雑誌「AERA」に載りました

本日発売の雑誌「AERA」に私のことが載りましたのでお知らせいたします。
※上記HP内の目次では、特に乳がんに関する記載がありませんが、中央綴じ込みという形で載っています。

当ブログを読んだライターさんから
先月突然ご連絡をいただき、11月に乳がんの特集を組みたいので、よかったら取材させていただけないでしょうかというお話を頂いたのが先月の話です。

雑誌の取材を受けるというのは初めての経験で、かなりドキドキしてしまったのですが
乳がんの関連の書籍とかむさぼるように読んだけれど、自分が知りたいことが載っていないことが多かったので、ちょっと恥ずかしかったけど、そのあたりのことも踏まえてお話させていただきました。

最近の日記ではあえて書かないようにしていましたが
彼氏の話題もちょっとだけ出ています。一部18禁かも^^;

記事には仮名で登場していますが
ここを読んでくださっている方には「あ、この記事がそうだな」と
すぐにおわかりいただけるかと思います。

私も今AERAを買ってきたばかりで
これからじっくり読ませていただくところですが
今回このような特集記事を組んでくださった
朝日新聞社とライターの○○さんに心より御礼申し上げます。

May 20, 2005

コスモポリタンを買いました

今日は雑誌コスモポリタンを買いました。
先月号で次号予告に「30代『幸せ婚の掟』」と書いてあるのを見て(あ、これは読まないと!)と思いました。(←単純・・・)
今回は中村江里子さんとか工藤静香さんとか、今をときめく(!?)30代の女性のインタビューが載っていてとても興味深かったです。「日経ウーマン」も「コスモポリタン」も、毎年内容はほとんど同じなのですが、今回のようなタイトルのときはついつい買ってしまうんですよね~。でもそれもここ最近の話。術後しばらくは(こんな雑誌を読んだところで一体なんになる!?もう私は健康じゃないんだ。今は治療に専念しなくては・・・。)と考えてしまい、とてもじゃないけど以前と同じ感覚でこれらの雑誌を読みたいという気持ちにはなれませんでした。

まあ今回コスモポリタンを買ったのにはもう1つ理由があって
「30代・女の『がん』最新事情」という特集記事が読みたいというのもありました。乳がんに関する記述もあったけれど、案の定「切ったら治る」的な書き方をされているように感じました。少なくとも術後の治療が大変だという風には書かれていないし、化学療法とかホルモン療法とか、そのへんについては一切書かれていないことに違和感を覚えました。読者にいたずらに恐怖感を与えてはまずい・・・という出版社側の配慮なのかもしれないけど、私の周りでもこの雑誌を読んでいる人は多いし、どうせ記事にするのなら、肝心なところをもっとしっかり書いてくれと思いました。けどそれも難しいのかな?普通、20代や30代で自分が(がんになるかも?)なんて思う人はそうそういないでしょ?そもそも病気に関するページは、読み飛ばしてスルーしてしまう人のほうが多いかもしれないし・・・。私だって、乳がんにかかった先輩の存在や、家族ががんに罹った経験がなければ、最初にしこりを見つけたときもすぐにはピンとこなかったはずだもの!!!

来週の月曜日はまたまた化学療法(タキソテール2クール目)です。前回の点滴からもうすぐ3週間なので、今日あたりからまたちらほらと脱毛が始まりました。せっかく竹内直人くらい伸びてきたのに残念ですが、初回のときのショックに比べればなんてことはありません。あのときは毎日ごっそり毛が抜けていったから、抜けるたびにポロポロと泣いていたし、かつらをかぶるということにもものすごく抵抗感があったけど、それも今は平気。なんか本当の髪の毛のほうがちょっと時代遅れの変な髪形だったので、今はかつら子さんの方が自分には合ってる気がします。(こんなこと言えるなんて、半年前の自分に直接言って聞かせてやりたかったわ~^^;)要は本人の気持ちの問題なのかもしれない。最初のうちは人に会うのもいやだったけど、今は優しい友達(無神経なことは言ってこない人という意味)(←これ重要!)にはかつら姿でも平気で会うことができます。明日も友達と会うことになっているので、いっぱいトークして、元気をもらってくるつもりです。

March 17, 2005

【おっぱいの詩】を読んで

こちらのサイトともリンクさせていただいている
Mayuとあなたと
の管理人さんでもある
Mayuさんこと、大原まゆさんが書かれた
【おっぱいの詩】がついに出版されました!

book










Mayuさんが長期間かけて執筆された本を
1日で読んでしまうのは
とってももったいな気がしたのですが
吸い込まれるようにグイグイ引き込まれて
一気に読み終えてしまいました。

ここから先は少し内容に関することにも触れますので
これから本を読まれる方は
読み飛ばしていただいたほうがいいかもしれません。

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Mayuさんは私よりも10歳も若いけれど
共通点がいろいろあるところに
とても驚きました。

うちの母は私が中学生のときに
婦人家系のガン(子宮頸がん)に罹っています。
だから私も半年おきの婦人科健診は毎年欠かしませんでした。
母は40代前半でガンに罹ったので
娘である私は、Mayuさんと同様に
10年早く発病してしまいました。
その5年後に今度は父までがガンに…。

でも両親共に手術をしたおかげで
2人とも現在はすっかり元気にしています。

もし私が家族内で初めてガンにかかっていたとしたら
家族の動揺はもっともっと大きかったと思います。
でも両親ともに経験しているので
つらい気持ちをよく理解してくれています。
毎日ではないけど「何か手を貸してほしいことがあるなら
遠慮なく言いなさい。言わないとわからないからね。」
と言われています。
その気持ちだけで充分!と思っています。

母は手術だけで、化学療法や放射線療法はやっていません。
でも父は…術後の化学療法のため、8ヶ月近く入院しました。
私の脱毛が始まったとき、誰よりも父が率先して
抜け毛を拾ってくれました。

話がそれてしまったので元に戻しますね。
胸にしこりを見つけたとき
Mayuさんは地下鉄駅のトイレの中で
グリグリを触って確かめたそうです。

そのシーンを読み(あぁ私のときは仕事中に
会社のトイレの中でブラウスの中に手を突っ込み
自分で何度も触ったんだった)ということを
フラッシュバックのように思い出しました。

今乳がんと向き合っている患者さんだって
ほとんどの人が最初は(まさか乳がんじゃないよね?)
と思ったはずです。私もそうでした。
だって体はこんなに元気なのに!
どこも悪くないのに!
いきなりガンだと言われても
信じられないよ!というのが本音だと思う。

がんになると「その日(告知された日)」を境に
多かれ少なかれそれまでの生活が一変します。
生活はいきなりは変わらないかもしれないけれど
本人の気持ちの上では「昨日までの健康な自分」と
「今日からガンと向き合うことになった私」と
線引きができてしまいます。

Mayuさんの本はそのあたりの心理描写が
克明に描かれていて
私も(そうだ、そうだ)と何度も頷きながら
先を読みすすめていきました。

「うさぎのお姉さんとの出会い」。
私にも忘れることのできない、お姉さんとの思いでがあります。
話は私が10代の終わり頃にさかのぼります。
その頃私は学生のかたわらアルバイトをしていました。
バイト先に明るくて元気で
とてもきれいな1歳上の先輩がいました。
私が短大に入学してバイトを辞めてからも
彼女との付き合いは続きました。

今の会社に入社して2年くらいが経った頃
その先輩から結婚式の2次会の招待を受けました。
しばらく会わなかった間に
なんだか細くなった彼女に
私は「あれ~?なんか痩せたんじゃない?」と言いました。
彼女は「そうかな~、痩せたかなあ?」と
豪快に笑ってみせて「でもドレス着るのにちょうどいいでしょ!」
と。

年が明けて、いつも彼女から来るはずの年賀状が来なくて
おかしいなぁと思ったけれど
きっと忙しいんだろうな…くらいにしか
考えませんでした。

その年の夏、久々に彼女に宛てて
暑中見舞いの葉書を書いたところ
どういうわけか、彼女のご主人から電話がかかってきて
「実は彼女は亡くなりました。」と。
最初は何を言われているのか理解できず
そのとき初めて「実は乳がんだったんです」と知らされたのです。

当時の私は22歳。
23歳の先輩が乳がんで亡くなったと聞いて
大泣きしました。
そしてこのときのことはずっと私の頭の中に
引っかかっていました。

その10年後。
自分の胸におかしなしこりを見つけた時の衝撃。
先輩のことが頭に浮かびました。
そして(まさかとは思うけど、でも乳がんかもしれない)と。

先輩のことがあったから
しこりを見つけたときに「ピン!」ときたのです。
乳がんと告知された日、彼女に会って話がしたくて
たまりませんでした。

Mayuさんが通ってきた道を
今、私自身も通っているわけですが
本の第4章、208ページから210ページに渡って
書かれている【おっぱいの詩】を読んで
涙が止まらなくなりました。
みなさんもぜひ読んでみてください。

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