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メモ

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April 01, 2007

いい1日でした

2007年3月30日(金)。この日が実働の最終日となりました。

最後のこの日はシフトが早番。早番のときはいつも朝5時に起きていましたが
先日の寝坊で懲りていた私はこの日は5時前に目覚ましをセットして、絶対に遅刻しないように、目覚ましをダブルでセットしておきました。

私の職場は金曜日はかなり忙しいのですが、この日も最後の最後までず~っとバタバタしていていましたが、途中「ななこさん、お花が届いていますよ」とプライベートで親しくしちえるお友達から花束が届いたり、入社当時お世話になっていた先輩がわざわざ職場まで
駆けつけてくれたり、数年前に退職した同僚まで、突然現れて「おつかれさまでした!」と言いに来てくれて、サプライズの連続でした。

特に数年前に退職した同僚に関しては、私が発病した頃に何度かメールで連絡をもらっていたものの、どうも自分の病気のことを知りたくてウズウズしている様子が気になって
そのことには触れられたくない、と返事をしたまま疎遠になっていました。

だから出社したとき上司に「今日の午後、前に辞めた○○ちゃんもななこに会いに来るよ。」と言われて、一瞬(えっ、どうしよう。病気のことは言いたくないのに、ここまで来るということは雰囲気的に言わざるを得ない状況になりそうだな・・・・)と思って
ちょっと重い気分になってしまいました。

ラストスパートのつもりで、最後まで気を抜かずに仕事したつもりですが、とっても慌しい1日で何をやって帰ってきたのかあんまり記憶にありませんが、午後になり、その○○ちゃんが会社に来ました。彼女に会うのは、彼女の退職後数年ぶりのことです。

懐かしいと思いつつも、まだ心のどこかで(ここまで来てくれるのは嬉しいけど、どうしても、病名を知りたくてウズウズしているようにしか思えない。)とここでもまだ疑いの気持ちがありました。

少しだけ職場を抜け出し、彼女と話をしました。「ななこさん、お久しぶりです。
長い間のお勤め本当におつかれさまでした。体調を崩されてから、ずっとつらいことがあったんだろうなと思ってむやみに『頑張って』とは言えないし、ななこさんから返事が来なくなってからは、自分からもそれ以上連絡するのはやめましたが、でも今日会わないともしかしたらずっと会えないかもしれないと思って会いに来てしまいました。どんなに大変なことがあったのかわからないけど、本当に心配していました。」と言って涙ぐまれてしまいました。

彼女は職場を退職して、今は医療系の仕事に就いています。それで「病院では本当にいろいろな病気の人がいて私は毎日そういう環境の中で働いています。ななこさんの本当の苦しみは理解することができないかもしれないけど、ずっと気になっていたことだけはわかってください。」と言われて思わず「実は、私の病気は乳がんで・・・」と話したら一瞬彼女が固まったのがわかりました。

でもさすがに医療系の仕事に就いているだけあって「全摘だったんですか?」「抗がん剤とか放射線もされたのですか?」と全く知識のない人にはできない質問が返ってきました。

その同僚に対してもそうなのですが、自分と似たような年代の同僚たちには、特に病気のことは知られたくなかったので自分から疎遠にしてしまった人も中にはいました。

探られているのか、心配されているのか、それすらもわからなくなって、連絡するのをやめてしまった友人もいました。

最終日、もしかして感極まって泣いてしまうんじゃないかと思ってましたが、泣いている暇もないほど忙しくて、職場では泣かなかったのですが、入社以来ず~っとお世話になってきた上司が、帰りに目がウルんでいるのを見てしまいました。

ようやく仕事に一区切りがつき、社内へ挨拶まわりに行けたのは、夕方6時をまわっていましたがどこの部署へあいさつへ行っても「おつかれさまでした」のあとに必ず聞かれたのが「ななこさん、長かったよね。何年いたの?」と聞かれて、「約15年です」と答えると、みんな一様に「うわ~。それは長いね。これだけ働いたら、もう思い残すことはないでしょう。」と言われて「はい、もう何もありません。よく働いた!って感じです。」と答えました。

一番つながりの深かった部署では、一人ひとりに挨拶したため、その部署だけで1時間以上もかかってしまいましたが、最後の挨拶をするたびに(ああ、本当に今日でもう終わりなんだな。)と自分の中で不思議な感慨がこみあげてきました。

挨拶まわりが終わり、自分の部署へ戻るとようやく机や身の回りの整理をはじめました。
荷物の量が半端じゃなくて、その一部は宅配便で職場から送りましたが、それ以外は自分で持って帰ってきたので帰り道は、会社の建物を振り返る余裕もなく、重い荷物を抱えて一心不乱に帰って来ました。

家に帰ると、私の部屋に両親からの花束とカードが置いてありました。いろいろな人から手紙やカード、プレゼントをいただいたので、まずは同じ職場の部署の方からのカードとプレゼントを開けました。

「あっ!!!!!」

いつのまに、誰がチョイスしたのかわかりませんが、プレゼントは私が好きなジャンルの音楽CD8枚組でした。そしてカードを読むと、特に上司のメッセージにホロリときました。

「長い間、助けてくれて本当にどうもありがとう。」

続いて、会いに来てくれた後輩からの手紙を読みました。

「ななこさん、15年間本当におつかれさまでした。私はすっかりパート勤めに染まってしまいましたが、それでも思い出し、活力になるのは○○ホテルでの○年間です。特に苦しいとき、頭にきたとき、助けてくださり、話を聞いてくれたのが、ななこさんでした。
結婚祝いのレース編み、退職時のプレゼントの○○、今でも大切に使っております。
そしてこの便箋は、ななこさんのアメリカみやげでした!

詳しくは聞いておりませんが、しばらくはお休みされると聞きました。私には想像できない大変なご事情をお察しします。早く回復し、良い方向へ向かわれるように心からお祈りしています。

上司の定年まであと○年。
そのときがきたら一緒にお花を持って会社に行きましょう。

本当におつかれさまでした。」

どうして、自分の病気のことを探っているなんて、変な勘ぐりをしてしまったんだろう。
彼女は本当に心配してくれていたのに。この2年間ちょっとのわだかまりが一気に解けていく感じがしました。

その後は、もう、涙、涙。
全ての手紙を読み終わる頃には、お化粧が流れてしまうほど、涙がこぼれっぱなしでした。

実働が終わってまだ2日目ですが
目を閉じれば、社内の様子や上司や同僚たちのことが
鮮やかに目に浮かびます。

もう、今後はあの空間で働くことはないのかと思うと信じられない。

でも散々悩んで決めたことだから、うしろは振り返りません。
これからしばらくは、シフト勤務から解放された
自由な時間を満喫したいと思います。

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Comments

ななこさん、
長い間のお勤め、お疲れさまでした。

これからしばらく
じっくりと自分のために時間を使えますね。
たっぷり充電してください。

先のことはあまり気にせず
心配しないで
鈍感力で過ごしています。

では、またね。

naonaoさんへ

こんばんは、お久しぶりです!

やっとやっと長いお勤めが終わりました。
治療中、一番大変だった頃にnaonaoさんと励ましあっていた日々のことも思い出されました。

復職後の1年間も、なんだかんだいってフル稼働だったので、しばらくは身体を休めてのんびり生活したいと思っています。

naonaoさんものんびりされているようで何よりです^^

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